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「もっと早く知りたかった」|空き家を使いたい人の相談会を開催しました

「空き家を使ってみたい」
「店舗をやりたい」
「でも、何から始めればいいかわからない」

物件探し、契約、お金、改装、大家さんとの関係……。

空き家活用に興味はあるものの、その手前で立ち止まっている方は少なくありません。

そんな“前段階のモヤモヤ”を整理する場として、2026年6月3日、「空き家使いたい人相談会 ― 何から考えればいいのか分からない方へ ―」をオンラインで開催しました。

本相談室としては、3回目の開催となります。

今回は年数の経っている集合住宅を改装・活用した方をゲストに、実は参考事例が少ない「個人で集合住宅をリノベする」ケースとして、改装のリアルを伺うとともに、参加者の悩みを公開相談形式で整理しました。

「個人で集合住宅をリノベする」という参考事例

今回ゲストとしてお迎えしたのは、本相談室の専門家相談も活用いただいた、物理学者「ともさん」。

アメリカと日本を行き来する暮らしの中で名古屋市内に拠点を探し、築40年以上のマンションの一室をリノベーションしました。

イベントでは、

・ライフルタイル
・水回り工事の難しさ
・専門家へ依頼する判断基準
・実際にかかった費用感
・リノベして感じたこと
・近隣住民や大家さんとの関係性

などについて率直にお話しいただきました。

また、改装そのものだけではなく、物件との向き合い方や暮らし方の変化についても共有いただき、参加者にとって参考になる時間となりました。

公開相談で見えてきたこと

後半の公開相談では、事務所移転を検討している参加者から相談がありました。

相談者は一般的なオフィスではなく、機材の保管や作業ができる空間を探していました。

しかし、

・必要な広さがある
・作業ができる
・賃料を抑えたい

という条件を満たす物件はなかなか見つかりません。

そこで、「空き家や遊休不動産を活用する」という選択肢について一緒に整理しました。

また、

・実際に改装するとどれくらい費用がかかるのか
・大家さんとの関係性はどうつくるのか
・空き家活用はどのように進んでいくのか

といった点についても事例を交えながら紹介しました。

条件が厳しいからこそ、「探す」だけでは見つからない

相談の中で起きたのが「物件を探す」から、「自分のやりたいことを伝える」という発想への変化です。

ゲストのともさんも、ライフスタイルに合う住まいを探す中で、「条件に合う物件を探す」だけではなかなか前に進まなかったと話していました。実際には、地域とのつながりや人づての紹介など、さまざまな接点から情報を集めることの大切さを実感したそうです。

さかさま相談室では、借りたい人が先に想いを発信し、それに共感する大家さんや地域の人との出会いを広げています。また、自治体との情報連携も丁寧に行っています。

今回の相談者も、なかなか特殊な条件で物件を探されていました。特殊であればあるほど、流通物件を探し続けるだけでは出会えないことがあります。

一方で、「どんな暮らしをしたいのか」「その場所で何を実現したいのか」を伝えることで、物件との出会い方は大きく変わる可能性があります。

相談者自身もその考え方に大きく納得されており、物件探しそのものではなく、自分の構想や想いを整理し発信していくことの重要性を感じている様子でした。

「もっと早く知りたかった」

イベント終了間近に、参加者から印象的な言葉がありました。

「愛知県内で事務所移転を決めてしまった後にこの仕組みを知った。もっと早く出会いたかった。」

さらに

「知り合いが事業で物件探しに困っているのでぜひこの仕組みを教えたい」という声もありました。

今回の相談を通じて、空き家活用の可能性や、さかさま相談室の考え方が伝わったことを感じています。

「何が分からないのか」を整理する場

空き家活用に興味はあるものの、

・何から始めればいいのか分からない
・誰に相談すればいいのか分からない
・物件探しの前に考えることを整理したい

という方は少なくありません。

あいち空き家活用さかさま相談室では、建築・制度・経営・広報など多様な視点から、空き家活用の前段階にある悩みを整理する相談を行っています。

「まだ具体的ではないから相談できない」

そんな段階こそ、ぜひご活用ください。次回の相談会は6月30日。ゲストに大工さんをお呼びして空き家活用のリアルを聞いていきます。

詳細はこちら https://home630.peatix.com/